本巣地域の生産者で組織されている「糸貫トマト振興会」は4月10日、JAぎふ糸貫出荷場に約1600ケース(1ケース4㌔)を出荷しました。最盛期は5月下旬まで1日約1500ケースにのぼり、7月中旬まで出荷される予定です。
同振興会は他産地との差別化や会員の意識向上のため、GAP(農業生産工程管理)の日本版「JGAP」取得に力をいれています。2024年3月1日には、岐阜県が独自で推進している制度「ぎふ清流GAP」を団体認証で取得しました。厳しい栽培管理のもと、安全・安心で高品質なトマト「かれん」と「りんか409」などの品種を会員8人で約3ヘクタール栽培しています。今年は年明けから気温の高い日が多く、トマトの収穫量も安定し、順調な出だしです。昨今の激しい気候変動や自然災害、病害虫などへの対策として定期講習会を開催するなど情報共有を行っています。その努力が実り、例年以上の収穫量を見込んでます。
出荷されたトマトは名古屋、北陸市場の他、同JAの産直施設「糸貫農産物販売所」、「おんさい広場」や道の駅、さらには清流GAPの団体認証を取得したことにより県内の大手のスーパーへも並べられるなど販売範囲の拡大する取り組みも進んでいます。
写真=出荷作業をする大熊会長