サラダ用として人気の「春だいこん」がハウス栽培から露地栽培に切り替わりつつあります。ハウス栽培の「春だいこん」は3月末まで続き、露地栽培は6月上旬まで出荷が続く予定です。
岐阜市園芸振興会だいこん部会の会員15戸が、岐阜市則武・鷺山・島・合渡地区の約7.5㌶のほ場で、品種「優等生」「つや風」などの「春だいこん」を生産。出荷期間を長くするため、会員の半数ほどがハウス栽培に取り組んでいます。長良川流域のきめ細かい砂土壌はダイコン栽培に適しており、ビニールハウスを活用される「春だいこん」は、肌が白くて見た目も美しいうえ、甘みがあってみずみずしいと市場からも高い評価を受けています。
今シーズンは暖冬のため、生育が若干前進傾向だったが、2月下旬から3月上旬にかけて、寒くなり、甘みが強く高品質なダイコンに仕上がっています。ハウスものと露地ものを合わせ、約500㌧の出荷を見込んでいます。
3月14日には、同部会の加藤哲也さんが岐阜市黒野南地区にあるほ場で収穫作業が行われ、根長約35㌢・約1200㌘前後のダイコンが収穫された。収穫後は自宅の作業場で洗浄・選別し、翌日に出荷され、3月16日以降に県内の量販店に並ぶ予定です。
写真=「春だいこん」を収穫する加藤さん