持続可能な農業と食料の安定供給を実現するため山県市とJAぎふは2月22日、山県市役所で将来を担う子どもたちに、環境へ配慮した農業で生産された農産物を使った学校給食を提供することに向けた「持続可能な農業の推進と安定的な食料の供給・確保に向けた連携協定」を結びました。
両者では、持続可能な食料システム構築に向け、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションするため、国が策定した「みどりの食料システム戦略」に取り組んでいます。そこで、農業団体・農業者に有機農業や農薬・化学肥料を抑制した環境保全型農業への転換という考えを伝えているJAぎふと、環境に配慮された農産物を将来ある子どもたちに提供したい山県市の想いが一致し、協定を結ぶことになりました。
協定では①農薬・化学肥料などを抑制した環境保全型農業の推進②有機農業をはじめとした持続可能な農業の取り組み③給食米などの供給・購入④地消地産の理解醸成の4つの内容を基本に、JAが生産者への技術指導や流通体制、安定供給の確保へ、市が児童や生徒等に対して環境に配慮した農産物への理解醸成と、積極的な導入などを検討していきます。
この日は、山県市役所で林宏優山県市長と岩佐哲司組合長が協定書に署名しました。4月から市内にある2つの保育園で、環境に配慮された米が提供される予定です。
写真=協定書を持つ岩佐組合長と林山県市長(右)