鵜沼支店は、東海学院大学健康福祉学部管理栄養学科や各務原市と連携し、「食・農・環境を意識した環境マインド育成プログラム」を実施しています。次世代を担う若い学生たちが農業の楽しさを体験する中で食育を学び、農業者として活躍する人材の育成をめざすものです。
このプログラムは2018年秋に、食の循環の仕組みや環境マインドを学生に育んでほしい東海学院大学が、鵜沼支店や各務原市の協力を得て始動しました。鵜沼支店職員の指導により、特産の各務原にんじん等の野菜(約20種)の栽培に挑戦しています。25人がプログラムに参加し、大学で行われる調理実習で廃棄する野菜くず等をコンポストにより堆肥にすることで、食の循環の仕組みや食・農・環境への意識を実際の野菜づくりを通して学んでいます。4月から来年1月まで、毎週様々な作業を行っていく計画となっています。
4月18日には、トウモロコシの定植や乾燥させた野菜くずの堆肥化作業などを各務原市内の“東海学院大学研究圃場”で行いました。
収穫した野菜は、同大学で調理実習に使用されることで食の循環についてさらに感じるプログラムとなっています。今後展開する様々な地域住民対象の食育活動や産学官連携の「各務原にんじん」の商品開発等にも広く活用される予定となっています。東海学院大学ブランドの野菜としてJAぎふの直売所で販売することも視野に入れ、幅広い野菜栽培に挑戦していきます。このプログラムを通じて、学生が農業に携わり、農業者や食に関わる職への興味を醸成していくことも期待しています。