管内の山県市伊自良地区で、飛騨・美濃伝統野菜の渋柿「伊自良大実柿」が家の軒先に干され、冬の風物詩となっています。色鮮やかなオレンジ色のカーテンが見られるのは12月上旬頃までとなり、遠方から見物客が訪れています。
薄く皮むきした渋柿は、3個ずつ横に竹串を刺し、10本の串をわらで編みあげて一連にし、日当たりのよい家の軒先に20日間ほど干すと白い粉が噴き出し、甘みが凝縮したあめ色の干し柿に仕上がります。
山県市平井地区で約15㌃の渋柿を栽培する佐野敬二さん宅で11月10から11月22日まで、「伊自良大実柿」を干す作業が行われました。軒先には、約350連(約10,500個)が吊るされ、太陽に照らされ鮮明なオレンジ色に輝きを見せました。
「伊自良大実連柿」は12月中旬から下旬まで、JAぎふのおんさい広場や産地直送通販サイト「JAぎふ清流ぎふの恵み」などで販売される予定です。
写真=連柿を吊るす佐野さん