岐阜市長良地域の長良ぶどう部会による「デラウェア」の出荷ピークを迎えた8月4日、JAぎふ産直施設「おんさい広場」やブドウ直売所が並ぶ長良川沿いの県道94号線は多くの消費者で賑わっています。今シーズンは、6月下旬から7月上旬に雨が適度に続き、果実を大きくするために必要な水分を吸収できたことで、果実の粒は大きく糖度も約18~20度あり、品質は良好です。出荷は8月中旬まで続く予定。
長良地域は、県屈指のブドウ産地として知られ101年の歴史があります。現在は35戸の会員が、約8㌶でブドウ栽培を営み「デラウェア」や「巨峰」「シャインマスカット」など約20品種を作付けしています。
長良ぶどう部会が栽培するブドウは、個人が所有する直売所やJAぎふ「おんさい広場」などで販売されるのがメイン。長良川沿いの県道では約20の直売所が軒を並べるほか、ブドウ狩り農園があるなど夏の風物詩や人気の観光スポットとして定着しています。
この日は、岐阜市志段見地区でデラウェアや巨峰などを栽培する長良ぶどう部会の村瀬幸好副部会長のほ場で、「デラウェア」の収穫が行われた後、村瀬副部会長の直売所で販売されました。
写真=「デラウェア」を収穫する村瀬副部会長
写真=直売所でデラウェアを購入する消費者(左)