ブランド柿維持・拡大のため本巣市のマル糸柿振興会は7月2日、本巣市内にある4つのほ場で摘果講習会を開き会員約300人が参加しました。柿の摘果作業が本格化する前に、マル糸柿振興会の農林水産省が認定する農業技術の匠を2009年に受賞した相談役を務める加藤泰一氏と岐阜農林事務所の担当職員とから、摘果作業や今後の管理について学びました。
マル糸柿振興会では、若手や定年帰農者といった経験が比較的浅い生産者に技術伝承を行うため、加藤相談役から柿生産の技術の伝承することで、栽培技術の高位平準化をめざしています。
今年の柿の生育は、梅雨入りが例年より早かったため降水量は多く、日照は少なかったが果実肥大は順調。摘果作業は、生理落下は昨年に比べるとやや多いと予想されるため、生理落果の状況をみながら8月上旬頃までに、摘果作業を行っていく予定です。
写真=加藤相談役から摘果作業の技術を教わる会員ら