毎月第2・第4日曜日の午前8時30分から鶉支店の駐車場で、新鮮な地元農産物を販売する「うずら・ひきえ軽トラ市」が、地域住民の憩いの場になりつつあります。鶉支店ではこの軽トラ市を多くの消費者に知ってもらいたいと、出会った人に思い浮かんだ“ことば”と水彩画を描く「ことば絵」作家の新井里玖さん(24)にPRシンボルマークの作成を2023年3月に依頼。完成した温かみあふれる原画画作を縦90㌢×横60㌢に拡大し消費者にお披露目するため25日、軽トラ市に新井さんを招き、お披露目会を行いました。
鶉支店では軽トラ市を通じて、農家と消費者が“ことば”を交わし、顔なじみとしてつながる売り場が作られ、地域内の農産物が地域で消費される体制ができることで、農家の生産・販売意欲が高まり、地域農業の活性化と軽トラ市の規模拡大をめざしています。この体制を実現するための一歩として、支店周辺にアトリエを持つ新井さんに、軽トラ市を実際に見てもらい、浮かんだ“ことば”と水彩画でPRとなるシンボルマークの画作を描いてほしいと依頼しました。
軽トラ市は、鶉支店の利用者から「支店で地元農産物が買えないか」などの意見が上がったことがきっかけとなり、支店管内の農家に声をかけて2019年7月から5台の軽トラで試験販売を始めました。当初は、農家の顔なじみが多かったが、口コミや支店が毎月発行する「支店だより」で周知してきたことで、子連れの若い世代が足を運ぶような人気の軽トラ市となっています。
この日は、5台の軽トラの荷台にトマトやオクラ、ピーマンなどの夏野菜がズラリと並並びました。購入する消費者等にPRしながら、新井さんから軽トラ市の赤堀三郎副会長に完成したシンボルマークの画作が手渡されました。
写真=賑わう軽トラ市の前で看板をお披露目する作家の新井さんと赤堀副会長(左)