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梨の着果安定へ 人工授粉作業がピーク

2023.04.04

 本巣市内の梨園では一面に純白の花が満開に咲き誇り、本巣市梨振興会の会員による人工授粉作業が4月4日からピークを迎えました。

 本巣市梨振興会では8戸の会員が2.5㌶の圃場(ほじょう)で、「幸水」「豊水」を栽培。2022年は7000ケース(5㌔/ケース)を生産・出荷。2023年の出荷量は、昨年同量のケースを見込んでいます。

 今年は3月から気温が高く推移したことにより、3月末に開花。例年は4月6日頃に開花するが、3月末に開花するのは珍しいとのことです。例年より10日ほど早い開花となったことで、人工授粉に必要な花粉を集める作業に追われました。

 この日は、本巣市上真桑にある堀口良委員長の35㌃の梨園で「幸水」の授粉作業が行われました。本巣市梨振興会では、着果率を高め、形の良い梨を生産するために、人工授粉とミツバチによる自然受粉を併用しています。人工授粉に使うのは、真正支店に併設される花粉センターで開葯された品種「松島」などの花粉を使用することで、均一な着果が見込めると言われています。

 「幸水」は8月上旬、「豊水」は8月下旬に出荷が始まり、同JA糸貫農産物販売所とおんさい広場真正への出荷を予定しています。

写真=受粉作業をする本巣市梨振興会の堀口委員長

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