JAぎふ管内の山県市伊自良地区で、飛騨・美濃伝統野菜の渋柿「伊自良大実柿」が家の軒先に干され、冬の風物詩となっています。色鮮やかなオレンジ色のカーテンが見られるのは12月上旬頃までとなり、遠方からも見物客が訪れるといいます。
薄く皮むきした渋柿は、3個ずつ横に竹串を刺し、10本の串をわらで編み上げて一連にし、日当たりのよい家の軒先に20日間ほど干すと白い粉が噴き出し、甘みが凝縮したあめ色の干し柿に仕上がります。
山県市平井地区で約15㌃の渋柿を栽培する佐野敬二さん宅で11月24日、「伊自良大実柿」を干す作業が行われました。軒先には、約350連(約10,500個)が吊るされ、太陽に照らされ鮮明なオレンジ色に輝きました。
「伊自良連柿」は12月中旬から下旬まで、JAぎふのおんさい広場などで販売される予定です。
写真=連柿を吊るす佐野さん