JAぎふ管内で唯一の水稲種子を採取する「羽島市水稲種子採種組合」は10月26日、羽島市にある県指定の水稲種子水田で、羽島市特産米「ハツシモ岐阜SL」の刈り取りが最盛期を迎えているます。2022年度の播種用で主にJAぎふ管内を中心に「ハツシモ岐阜SL」を生産される地区に供給されます。病害虫や自然災害の被害もなく、品質は良好で11月上旬まで刈り取りが行われる予定です。
「羽島市水稲種子採種組合」は羽島市内の米農家で組織され、県の委託を受け約45年にわたりおいしい米の種子を後世に残すため、種子生産を手がけています。2022年は米農家15戸が約8.2ヘクタールを栽培し、合格種子(発芽率90%以上のもの)30㌧をめざしています。
10月中旬から始まった刈り取りでは、もみを傷つけないよう脱穀回転数を落とした種子専用のコンバインが連日フル稼働し、10月26日現在で約40%が終わっています。
この日は、羽島市の足近地区の約1㌶の水稲種子水田を刈り取り、日量7㌧が収穫されました。
写真=今年の出来を確認する同組合のメンバー