2021年県内で大量盗難が発生した柿の収穫シーズン到来前に、被害を抑止することを目的に岐阜県警とJAぎふは9月2日、柿の産地である本巣市の圃場(ほじょう)で署員とJAぎふ職員による巡回に加え、ドローンやヘリを活用した警戒パトロールを実施しました。上空から広範囲を見渡しながら不審者を捜索・撮影することにより、盗難を抑止する効果も期待されるといいます。
2021年に県内で発生した農産物の盗難被害は、183件で総額約552万円。そのうち柿の被害は12件となっているが、被害総額は約325万円と全体の6割を占めるほど、柿を狙った被害が相次ぎました。
柿産地である本巣地区(糸貫・本巣・真正)の柿を守るため、県警とJAぎふ3支店(糸貫・本巣・真正)、が21年度に引き続き協力。JAぎふでは、本巣地区にある3支店の渉外(LS)と西部営農経済センター職員計50人を警戒パトロール要員として任命。日常業務で外出する際に、大通りから中に入った人目につきにくい柿畑を中心にパトロールを行っていきます。
写真=柿畑をパトロールする警察官とJA職員、生産者(右)