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山県市で栗出荷スタート 大粒で品質良好

2022.09.01

 山県市の栗選果施設で8月26日、栗の早生品種「丹沢」の出荷が始まりました。「利平栗」発祥の地である山県市では、「丹沢」の出荷から始まり、メインの「利平」と「筑波」へと移り、出荷は10月上旬まで続きます。

 山県市の栗栽培は大正時代に接木技術が普及、大桑地区を中心に本格的に栽培が広がった歴史ある産地。特に全国で栽培され、甘みが強く大粒で、「栗の王様」と言われる「利平栗」は、旧山県郡大桑村で作りだされた品種です。ブランド化を進める市やJAでは、剪定講習会を毎年欠かさず開き、厳選な選別で高品質な栗の提供に努めています。

 この日は、生産者が朝収穫・選別した「丹沢」を同市大桑にあるJAぎふの栗選果施設に運び込まれ選別作業が行われた後、約100㌔が出荷されました。今年は天候に左右されることが多く、病害虫防除などの作業が思うようにいかず、品質や収量への影響が心配されたが品質、収量共に良好だといいます。

 10月上旬までJAぎふを通じて産直施設「山県ばすけっと」や「おんさい広場」、製菓会社などに出荷される予定です。

写真=「丹沢」を選別する選果員

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