早場米の生産に取り組む桑原土地営農組合が8月10日、羽島市桑原町の圃場(ほじょう)で特別栽培米「あきたこまち」の稲刈りがスタートしました。
羽島市桑原町はJAぎふ管内でも一番南にあたり、気候が温暖で水田農地が集積しやすい地域。収量と品質を向上させるため、これまでに田植えの時期や管理方法などの研究を重ねています。また羽島市桑原町は酪農家が多く、基肥に牛ふん堆肥を使用する耕畜連携にも取り組んでいます。今年の収量は10㌶で、約78㌧の収量を見込みます。
今年度の生産では、雨の期間が短く日照時間が長かったことにより、でんぷんやタンパク質が豊富となるなど高品質に仕上がっているといいます。
この日は大型コンバインを使用し、同組合の従業員が稲穂の出来を確認しながら稲刈りが行われました。収穫した米はJAぎふの下中カントリーエレベーターに出荷され、残留農薬などの検査を行った後、JAぎふ管内で一番早い新米が9月中旬より、JAぎふの産直施設などで販売される予定です。
写真=黄金色の稲穂を刈取る同法人の従業員