「まくわうり栽培研究会」が栽培する「まくわうり」が8月4日、JAぎふの産直施設「おんさい広場真正」への出荷最盛期を迎えました。おんさい広場には甘い香りが広がり、夏の風物詩の「まくわうり」を求め県内・県外から多くの消費者が訪れています。
「まくわうり」は発祥の地とされる岐阜県真桑村(現:本巣市)から名付けられ、12世紀ごろから旧真桑村で栽培されていたと記録に残り、岐阜県が指定する飛騨・美濃伝統野菜。しかし、より甘みの強いメロンやスイカに押され、徐々に姿を消していきました。この伝統野菜を後世に残そうと活動する「まくわうり栽培研究会」と2022年6月から「マクワウリ」栽培を始めた農福連携に取り組むJAぎふの特例子会社「JAぎふはっぴぃまるけ」が協力しながら生産活動に取り組んでいます。
この日は4㌃の圃場で、4人の会員が黄金色に輝く「まくわうり」約300個を収穫しました。22年の栽培環境は、実がつく頃に雨が少なかったため、劣化もなく高品質な仕上がりとなっています。「まくわうり栽培研究会」が約1200個と「JAぎふはっぴぃまるけ」が約800個を8月中旬ごろまで出荷する予定です。
写真=「まくわうり」を収穫する守屋会長