岐阜市長良地域の長良ぶどう部会による「デラウエア」の収穫・出荷が7月1日、ピークを迎えJAぎふ産直施設「おんさい広場」やブドウ直売所が並ぶ長良川沿いの県道94号線は多くの消費者で賑わっています。今シーズンは、例年より3週間ほど早い梅雨明けになり、気温が高い日が続きました。しかし、梅雨明け後、雨が多く栽培管理が難しかったが、果実の粒は大きく糖度も約18~20度あり、品質は良好。出荷は8月中旬まで続く予定です。
岐阜市長良地域は、県屈指のブドウ産地として知られ約100年の歴史を持ちます。現在は35戸の会員が、約8㌶でブドウ栽培を営み「デラウエア」や「巨峰」「シャインマスカット」など作付けしています。
長良ぶどう部会は農薬や化学肥料を削減した栽培に取り組むことで、消費者に安全・安心なブドウを提供するため徹底した栽培に取り組みます。
長良ぶどう部会が栽培するブドウは、個人が所有する直売所やJAぎふ「おんさい広場」などで販売されるのがメインとなります。長良川沿いの県道では約20の直売所が軒を並べるほか、ブドウ狩り農園があるなど夏の風物詩や人気の観光スポットとして定着しています。
写真=「デラウエア」を収穫する酒井洋子さん