岐阜市園芸振興会いちご組合は1月2日、柳津地区のブランド「佐波いちご」の初出荷式をJAぎふ佐波集荷場で行い、生産者や市、市場、JA関係者ら約20人が参加しました。
岐阜市園芸振興会いちご組合のイチゴ栽培は大正時代末期から続き、岐阜県のイチゴ栽培もここから広まるなど歴史ある産地として知られています。1955年頃には約160人の生産者が在籍していたが、高齢化や離農によって生産者は減少し、現在は8人が約40㌃で「美濃娘」「とちおとめ」を「佐波いちご」として栽培。この伝統ある「佐波いちご」を後世に残していくためJAぎふと連携し、市場から求められる安定した生産や新規就農者の増加につなげ、産地の維持振興と発展をめざしています。
初出荷式では一年の無事と豊作、岐阜市園芸振興会いちご組合の発展を祈願するとともに、出荷に弾みをつけるための毎年の恒例行事となっています。
この日は新年の出荷開始にあたり、約650パック(1パック250㌘以上)が岐阜市場に出荷され、5月中旬までに約6万2千パックが出荷される予定です。