県内で柿の窃盗事件が相次いでいるなか、県警とJAぎふ、地元自治会は11月9日、本巣市で柿畑のパトロールを行った。JAぎふ糸貫選果場(本巣市見延)で出発式を行い、北方署の中島俊仁署長は「生産者の心を無にするような犯罪を許してはいけない」とあいさつ。
県警によると、県内では10月末から少なくとも4件、柿の窃盗事件が発生。JAぎふ管内の岐阜市では「富有」柿約6万個(時価約300万円相当)が盗まれたほか、山県市でも「伊自良大実」柿約7400個(時価14万4千円相当)が盗まれました。
被害が急増していることから、全国屈指の柿産地である本巣地区(糸貫・本巣・真正)の柿を守るため、県警とJAぎふ、地元の自治会が協力しました。JAぎふでは、本巣地区にある糸貫・本巣・真正支店の渉外(LS)10人と西部営農経済センターの職員40人が、日常業務で外出する際に、大通りから中に入った人目につきにくい柿畑を中心にパトロールを行っていきます。
写真=柿畑をパトロールする警察官とJA職員(左)