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緑肥栽培で品質・収量アップ 組合長が圃場視察で手応え得る

2021.07.29

 

 

 岐阜市則武地区で緑地栽培というめずらしい方法でゴボウ栽培をする認定農業者の高橋さんは、野菜を作付ける前に、線虫の密度を下げる対策として緑肥のギニアグラスを2005年から栽培。農薬使用の減少、自然環境に配慮した手段に加え、通常栽培より約20%高い収量が確保できるほか、安全・安心な農産物栽培につながります。

 高橋さんが2.5㌶のほ場で栽培するギニアグラスは、7月下旬には背丈150㌢を超えます。例年7月下旬に専用トラクターでギニアグラスをすき込み、良い土作りの準備を行います。11月上旬頃にゴボウの播種を行うことで、2022年5月には高品質・高収量のゴボウが収穫できます。手間暇かけた栽培をすることで競合してきた他の産地に対抗することや市場関係者、地元消費者に付加価値を付けた有利販売をめざしています。

 高収量につながる緑肥栽培の方法を多くの農家に伝え・取り組みが実現することで、農業所得の向上につながります。高品質・付加価値の向上に取り組むことで地域農業が盛り上がるのではとJAぎふの営農経済担当者らと相談を重ねてきました。

 7月24日には、JAぎふの岩佐哲司組合長が高橋さんのほ場を訪れ、ギニアグラスをトラクターですき込み、緑肥とする有機栽培方法の実演を視察しました。

写真=ギニアグラス栽培について高橋さんと話す岩佐組合長(右)

 

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