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職員が記者となり 山県市特産「利平」栗をPR

2021.07.29

 JAぎふ大桜支店は2021年度、山県市特産「利平」栗について地域住民に知ってもらいたいと支店職員が記者となり、生産者の三井重徳さんに年間を通じた取材をすることで、「利平」栗の魅力を伝える紙面媒体作りに乗り出しました。取材した「利平」栗の内容をまとめ栽培記録を作成し、支店内のコルクボードに掲載するほか“支店だより”として配布することで、「利平」栗に興味をもってもらうことでコミュニケーションを図っています。

 山県市の栗栽培は大正時代に接木技術が普及、大桑地区を中心に本格的に栽培が広がった歴史ある産地。特に全国で栽培され、甘みが強く、「栗の王様」と言われる「利平」は、旧山県郡大桑村で作りだされた品種。しかし、「利平」栗は他の栗品種と単価がさほど変わらないほか、栽培が難しいことから生産者や出荷量が減少しています。

 この課題を知った大桜支店は、月に一度生産者の三井さんのほ場に出向き、生育状況や花、実の付き方などを写真撮影し、三井さんに取材した内容や「利平」栗の歴史、おいしさなどを伝える紙面媒体を作成。完成した紙面媒体を活用し、地域住民にPRすることで「利平」栗の魅力を伝え消費拡大や新規就農者の獲得につなげます。

 この日は三井さんの圃場で、支店職員が「今年の生育状況は」「これからの栽培で気を付けることは」などの質問をしながらメモを取り、「利平」栗の成長を写真で撮影しました。

写真=三井さんから説明を聞きながら「利平」栗の写真を撮影する支店職員(左)

 

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