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お正月の縁起物食材「祝だいこん」出荷スタート 季節商材として面積拡大を図る JAぎふ大根部会

2021.01.19

正月向けの縁起の良い食材として関西地方の雑煮には欠かせない「祝だいこん」の収穫が12月17日から始まり、出荷は12月27日まで続きます。2020年度は岐阜市と羽島市のJAぎふ大根部会の29戸が約450㌃で作付・栽培。JAぎふ大根部会では約30年続く伝統ある野菜を守っていくため、JAぎふと協議をするなど面積の拡大に努めています。昨年より19㌃栽培面積を拡大し、約60万本の出荷を見込んでいます。

出荷の準備をする加藤さん

「祝だいこん」は長さ18~20センチ程度で直径3センチと小ぶりなダイコン。主に関西地方で「角が立たないように」と、輪切りにした祝だいこんを丸餅や金時人参などの丸い具と一緒に入れて雑煮を作り、新年の縁起を担ぐ食文化が古くからあります。全国の約7割が同部会によって生産されています。

出荷期間は10日間程しかなく、そこに合わせた栽培をしなければならなく、十分な計画と管理が必要です。今年度は、台風の影響もなく天候に恵まれたことで順調に生育しことで、品質も上々に仕上がっています。

この日は、収穫された4,000本のダイコンを洗浄機で土を洗い落とし、大きな水槽で手作業によりひげ根を取り除き、選別、水切りの工程を行いました。

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