新型コロナウイルスの感染拡大でマスク不足が問題となる中、JAぎふ女性部蘇原支部が地域の不安解消の一助になればと、手作りの布製マスクの販売に乗り出しました。これまでに、累計300枚を蘇原支店窓口で販売。支店だよりでのPRや口コミで話題が広がり、販売日には開店前から多くの地域住民が列を作りました。
マスクの製作販売は、同支部が2カ月に一度、蘇原支店の駐車場で行うイベント「わいわいサロンそは~ら」で、高齢者や親子連れの若い世代から「マスクが入手できない」などの声を聞いたことがきっかけ。「そんな不安を解決したい」とJAぎふ女性部蘇原支部が立ち上がりました。部員の中から手芸の得意な8名が、3月中旬から31日までに4回集まりました。日頃の活動で行っている手芸技術を応用。材料は布、ゴムひもを使用し、子ども用、女性用、男性用の3種類を用意し、累計約300枚のマスクを制作しました。材料が手に入らない時期には、自宅にある材料を活用することで制作枚数を増やしました。オシャレでかわいらしい柄は女性や子ども向けに、シンプルなデザインは男性向けに制作し、機能も損なわないように工夫。
4月1日には、マスク80枚が蘇原支店窓口に並び、朝から多くの来店者がお気に入りのデザインやサイズを選び購入しました。その日のうちに完売するほどでの人気でした。
蘇原支店では地域の不安解消や外出の自粛制限がかかる中、マスク作りを親子のコミュニケーションツールとして活用してもらいたいと、「支店だより」でも作り方を掲載しました。作成する際の見本として購入していく人もあり、女性部活動のアピールや活動の広がりにもつながっています。売り上げの一部は、チャリティーとして寄付する予定です。
写真=手作りマスクをPRする女性部員