特別栽培米「根尾米」の販売がJAぎふの産直施設「おんさい広場真正」などで9月28日から始まりました。
「根尾米」は、2010年に商標登録された、本巣市根尾地区で生産される「コシヒカリ」のブランド名。根尾地区は海抜の高い山間地で、能郷白山の雪解け水や湧き水、昼夜の寒暖差が10度以上になるなど、米つくりに最適な環境に恵まれています。
この恵まれた土地を活用してブランド化を目指す「根尾米」の生産は、2008年に2.5ヘクタールの水田で始まり、12人のメンバーで根尾米研究会を立ち上げました。2024年には33名のメンバーが17ヘクタールの水田で、肥培管理等を統一した高品質な「根尾米」を栽培し、1,100俵(66トン)を出荷する予定です。
今年度は県内で猛暑が続き、雨が少量しか降らなかったため、でんぷんを十分に蓄積できず白濁する乳白米、白米熟粒など高温障害が心配されたが、メンバーの徹底した水管理のおかげで、品質は良好です。
販売初日には、9月上旬に収穫・検査を終えて、販売前日に精米されたばかりの「根尾米」5㌔3,500円(税込)が産直施設「おんさい広場」3店舗とコメ米ハウス本荘店、糸貫農産物販売所の店頭に並びました。また、「おんさい広場真正」では、200食分の試食を用意し、根尾米研究会の石川博紀会長とJA職員が来店者に向かい「根尾米」のPR販売を行いました。
写真=消費者と交流しながら「根尾米」を販売する石川会長(左)