JAぎふ

花1
花2

TOPICS

夏休みの自由研究を畑で完結‼
生産から販売まで子どもが農家の疑似体験

2024.07.23

 暑い夏が始まり、小学生の子どもを持つ保護者が頭を悩ませるのが、夏休みの課題の一つである「自由研究」だ。この「自由研究」を親子で農業を楽しく学んでもらう場としてJAぎふは20日、夏野菜の生産・販売体験を通じ自由研究ノートにメモやスケッチをしながら、「自由研究」を完成させる初の試みとなる「農業体験で楽しく学ぼう!!夏の自由研究」を山県市の圃場(ほじょう)でスタートした。親子等9組22人が参加した。

 農業体験を「自由研究」のなかに取り入れることで、農業に興味がある消費者が「農」と「食」に興味を持ち、手軽にできるプランター栽培、家庭菜園など同JAの活動に参画してもらうプロセスを踏みながら、「地消地産」への理解を深めてもらうことをめざす。

 自由研究はやりたいことや好奇心のあるものを保護者がサポートしながら、子どもの成長を育むもの。しかしながら、共働きや核家族などが増え、保護者が子どもを見る時間が減少するなど、「自由研究」は保護者にとって大きな負担となっているのが現状だ。この現状を知った若手職員から、農業の魅力を伝えながら「自由研究」のサポートをしたいという提案がでたことで、今回の企画が実現した。

 この日は、ナスとエダマメの育て方を学び、農作業を体験しながらスケッチやメモを「自由研究ノート」に記入した。翌月には夏野菜の観察と天敵(害虫)を学んだ後、収穫した野菜を選果し、同JAの産直施設で子どもたちが販売を行う予定だ。

 参加した保護者は「農業を実際に体験しながら、自由研究を完成させられるのはうれしい。家でも簡単な野菜を育ててみたい」と笑顔で話した。企画を担当した同JA店舗課の青山文香さんは「家族で自由研究に取り組んでもらうことで、農業に興味を持ってもらえる良い機会となる。JAと関わりが少ない参加者に農業やJAについて理解を深めてもらえる活動としたい」と話した。

 

 

写真=ナスの観察をスケッチする参加者等

ページの上部へ戻る