JAぎふは8月20日、農業者や農業法人を対象に、農業技術以外にも農業経営を行う上で必要となる様々な知識の習得をめざして、「第3回アグリビジネス経営力アップセミナー」を岐阜市内のホテルで開催しました。管内各地から44名が参加し、講演や研修などで、農業技術とは違う分野の知識を吸収しました。
このセミナーは、同JA事業推進部融資推進課農業経営サポート室が企画。農業経営者として必要な経営計画・資金調達・労務管理・税務対策など専門的な分野でのスキルアップに役立つ情報を提供し、経営者としての経営意識の向上と経営の効率化や効果的な方策を実施できる知識を習得することをめざします。また、参加者同士が作物や地域といったワクを超えた交流を図り、それぞれの持つアイデアや方策の意見交換を行う機会も設けました。
セミナーでは、執筆や講演活動を通じて食と農の大切さを発信し、多くの作品の脚本・演出を手がけるTEAM NACSの森崎博之さんの『泣いて笑ってハラヘって』と題した講演が行われ、北海道で培った農業の経験談を中心に、地元の農業をPRすることの大切さややりがいなど、参加者に熱く伝えられました。参加者の農業者としてのモチベーションアップにつながる内容となりました。
セミナー終了後に行われた交流会では、参加者から「他の作物の農業者と交流することによって、新しい発見が出来る。広い視野を持った農業経営に意識を持つことにつながったのでは」と、経営者としての自分を見直す機会になったという声が聞かれました。
同JAでは、今後もこういったセミナーや農業経営に役立つ情報提供を農業経営サポート室が中心となって行い、所得増大につながる環境の創建をめざしていきます。
写真=セミナーの様子