岐阜市のJAぎふ網代支店で4月16日、肥育生産者や酪農家、JA職員、関係者ら約21人が参列し、畜霊祭が行われました。網代支店には、畜産業の生産過程で命を提供した家畜への感謝とその霊を鎮める碑『畜霊碑』が建立されています。網代支店管内は古くから畜産業が盛んな地域です。敷地内に『畜霊碑』が建立されている支店は珍しく、JAぎふ管内では網代支店のみです。
網代支店管内の畜産農家は現在12軒だが、50年ほど前には約70軒が畜産業に携わっていました。敷地内には『畜霊碑』のほか、現在も牛を係留する柵が設置されています。最近は、使用することもなくなったが、以前は支店で牛の売買もよくされていました。年々生産者は減少し、取引の方法も変化してきているが、地域の畜産業の中心に網代支店があったという証です。