将来を担う子どもに羽島市特産米「ハツシモ」や地場産野菜のおいしさを伝え、ご飯と野菜をより好きになってもらおうと羽島北支店は11月8日、羽島市の小熊保育園の年長園児12人が新米「ハツシモ」を使い、全園児61人分と職員15人分の180個のおにぎり作りに挑戦しました。新米「ハツシモ」30㌔と地場産野菜(ダイコン・ニンジン・ネギなど)は、羽島北支店が提供しています。
羽島市は水稲栽培が盛んな地域です。しかしながら、近年の米離れ傾向により、米の消費が大きく落ち込むほか、野菜価格の低迷や資材価格高騰など農業経営を続けるのが厳しい状況にあります。この課題を解決するため、園児を通じて保護者や祖父母に地場産米・野菜の魅力を再確認してもらい、農産物の消費拡大につなげ、地元農家を応援できる企画を検討してきました。そこで、家庭でも手軽にできるおにぎりと具だくさんの豚汁に注目し、今回のおにぎり作りを行う運びとなりました。
この日は、年長園児が炊きたての新米約60㌘を袋に入れ、1人約15個の塩むすびを握りました。また、園児が事前に具材を切った豚汁やトングを使ってシシャモを焼くなどご飯の準備を手伝いました。園庭で、おにぎりと豚汁、シシャモを並べ、6グループ(年長から年少までの混合)の代表が「いただきます」の号令を発すると、園児が大きな声で「いただきます」と感謝を述べ、秋の味覚を堪能しました。
写真=新米を愛情込めて握る年長園児