飛騨・美濃伝統野菜に認定されているギンナン「藤九郎(とうくろう)」と実りの早い「久冶(きゅうじ)」の生産・出荷する羽島市銀杏出荷組合の特産「羽島ぎんなん」の出荷が10月5日から始まり、1,957袋(1袋500g)が出荷されました。初出荷にあわせ、羽島市下中町のJAぎふ下中カントリーエレベーターに隣接する集荷場で、高品質なギンナンの出荷をめざし、出荷基準の確認を行い、会員や県農林事務所、JA関係者ら約20人が参加しました。
羽島市銀杏出荷組合では、19名の会員が個々に塩水選別を行った後、外観・重量・サイズ・乾燥状態などを厳しく選別し、検査を通過したものだけを「羽島ぎんなん」として出荷します。特に「藤九郎」は粒が大きく美味で市場からの人気も高く、羽島市銀杏出荷組合が生産するギンナンの9割以上を占めます。東京、大阪、岐阜市場に向けて出荷され、毎年出荷前から問い合わせがあるほどの人気のギンナンです。今年は、雨が続いた8月の日照不足により小玉傾向にあるが、昨年度より実の成りは良く、味・品質は、良好に仕上がっています。
品種「久冶」の出荷は10月下旬まで、「藤九郎」は12月下旬まで続く予定。出荷ピークは10月下旬から11月中旬を見込んでいます。
写真=出来と選別を確認する後藤組合長
写真=出来と選別を確認する会員ら